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過失相殺

自動車同士の事故のように、自分にも過失があるが相手にも過失がある場合に、損害賠償を算定する際に過失相殺が行われます。いったい過失相殺とは何か。ここでは、過失相殺について説明します。

交通事故などの不法行為があった場合に、これによって生じた損害については金銭で賠償がされます。しかし、相手にも過失があった場合にまで損害すべての賠償を求められたとすれば、加害者にとってあまりにも不利であり公平ではありません。

そこで、公平を図るため、相手の過失に応じて損害賠償額を減額する制度があります。これが、過失相殺の制度です。過失相殺の制度の背景には、公平の実現という考えがあります。

では、過失相殺はどのように行われるのでしょうか。事故の当事者同士が警察から過失割合を聞いて、それをもとに話し合いによって賠償額を決めるといった場合には、過失相殺らしいことはされていますが、過失相殺とは言いません。過失相殺は、裁判所が行うものです。事故の加害者と被害者の言い分を聞いた裁判所が、双方の過失を認定し、損害額を決める際に過失相殺をするのです。

この場合、加害者と被害者の間で話がまとまらないから裁判所を利用するのでしょうから、過失相殺には裁判所の裁量が大きく働きます。 注意していただきたい点は、常に過失相殺がなされるわけではなく、過失相殺がなされない場合もあるということです。それは、相手に過失がない場合です。かなり限定的な場面ですが、そういうこともあるということは理解しておいていただきたいと思います。

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