
交通事故が起きると、よく「過失割合が9対1」とか言われます。この数字が大きければ大きいほど、損害賠償額が大きくなるということは理解されている方が多いと思います。しかし、この過失割合とはいったい何か。ここでは、過失割合について説明します。
過失割合とは、交通事故が起こった場合に加害者と被害者の間の不注意(過失)の度合いを割合で示したものです。交通事故が起こる背景として、さまざまな要因が組み合わさって起こることもあります。そこで事故の原因を分析し、何が原因で交通事故が起きたのかを明らかにしたうえで、それを損害賠償に反映させるために用いられるものが過失割合ということになります。
過失割合は、事故に応じてまったく異なります。例えば、歩行者用信号が青になったため歩行者が横断歩道を渡っている最中に自動車にはねられた場合、歩行者の過失はゼロです。これは、横断歩道が歩行者優先であるため、自動車の運転者が一方的に悪いということです。
また、赤信号で停車中の車に後ろから追突した場合も、追突された方の過失はゼロです。これ以外の事故については、加害者及び被害者のいずれにも過失が認められるケースが多いです。
過失割合の算定は、加害者及び被害者以外の第三者にしてもらいましょう。例えば、警察です。加害者や被害者の間だけで済ませようとすると、後で紛争に発展する可能性もあるからです。過失割合は、客観的に第三者に判断してもらった方が、紛争を未然に防ぐことができます。
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